相続の前哨戦-親族による財産取り込みを解消したケース

最終更新日 2022年12月16日

事案

高齢のKさんは、認知症が進んだため、後見が開始されました。成年後見人の職務を行うこととなった当職が調査すると、Kさんの親族が、Kさんに無断で、Kさんの銀行預金数千万円を引き出していることが判明しました。

問題点

この場合、Kさんの親族も悪いですが、払い戻しに応じた銀行の対応にも問題があるかもしれません。そこで、取り込まれた数千万円をどちらに請求するのかが問題です。また、Kさんの親族は、お金をすでにどこかに隠したり、使ったりしているかもしれませんでした。

当事務所の対応

当職は、銀行とKさんの甥の両方を被告として訴訟を提起し、結局、Kさんの親族から、取り込まれた数千万円全額を回収することができました。

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